性的同意
最近よく聞く言葉かもしれません。
そして、2023年7月13日に「不同意性交等罪」という法律が施行されました。
私達の恋愛や性行為はどのように変化していくのでしょうか。
いざという時に困らないよう、どういうポイントに気を付けていけば良いかも含めてお伝えしていきます。
※当人は法的な専門家ではありません。
そのため記事作成時から法律の改定があるかもしれないので、詳細については都度確認することをオススメします。
 
 

Contents

性的同意とは?

 
まずは「性的同意」という言葉について。
字面から大体の意味が分かりそうですが、認識を深めるためにも説明しておきますね。
 
 
「性的同意」
性的行為をするときだけでなく、体に触れることやキス、愛撫など、すべての性的な行為に対して、お互いが積極的に「したい」と望んでいるかどうかを確認することです。
自分がしたいからといって、相手が必ずしも同じように感じているとは限りません。
同意なしに強要されることは性的暴行となり、犯罪とみなされます。

 
 
 
例えば、あなたがラーメンを食べたいとします。
 
一般的に誰かと食べに行こうとすると、「ラーメン食べに行かない?」と聞きますよね?
これに対し「いいね、行こう行こう」となると同意が取れたということになります。
 
それに対し、相手の同意を得ずに強引にラーメンを食べさせたり、意識がない状態(寝ている時、酩酊状態、意識不明など)に無理矢理をラーメンを食べさせること、これが不同意となります。
 
 
そして、食べると答えてくれたにもかかわらず、いざラーメンが出てくると食べなくなる時もあります。
(人の気持ちや体調、感情はうつろいやすいものなので。)
そんな時は相手の気持ちを尊重してあげて下さい。

あとラーメンを食べに行く時って毎回確認しますよね?
前回行ったから次回からは何も言わなくても行って大丈夫!ということにはなりません。
 
このように食事や〇〇に行こうといったお誘いで考えるとカンタンに理解ができると思います。
 
 
ですが、いざ性行為になると難易度が上がります。
(この心理的理由は後ほど説明します。)
 
 
性的同意について簡単に言うと手をつなぐのにも同意が必要であるということです。
 
ではこの同意ってどこまで必要なの?書面?録音?ってとこになるかと思います。
 
実はこれは、ぶっちゃけ、明文化されていません。
書面があった方が良いですが、いちいち書面化や録音録画なんてしていたら大変です。
(こちらについても後述します。)
 
 
 

性的同意がないと犯罪になる?

 
性的同意がないと犯罪になりますか?
 
 
多くの男性はこの部分が一番知りたいところかと思います。
結論から言うと、
犯罪になる場合と犯罪にならない場合がある。
ということです。
 
 
犯罪になるものとしては、
「不同意性交等罪」
というものがあります。
 
 
ここからは法律事務所であるアトム法律事務所さんが書いている内容を引用します。
法的な文章って読んでると頭がフリーズしてしまうから斜め読みしてしまうことがあると思いますが、ここはしっかりと理解しておくと良いですよ。
 

引用(https://xn--atombengo-z23hax2osb6d4762eukvadr7c.com/column/27279)

不同意性交等罪の定義
被害者が「同意しない意思を形成、表明、全う」することが難しい状態で性交等を行う罪が、不同意性交等罪です。
つまり、相手が抵抗できない状態で性交等を行う罪となります。
性交等とは、性交や肛門性交、口腔性交を指しています。膣や肛門に陰茎以外の体の一部を挿入する行為も含まれます。
 
 
不同意性交等罪が新設される主な理由
不同意性交等罪は、改正前の強制性交等罪では処罰できないケースにも対応するために創設されました。
性交等の際に暴行・脅迫がないと罪が成立しない点が、強制性交等罪の問題点でした。
被害者が自身の立場が危うくなることを恐れて性交等を断れなくても、暴行や脅迫がなければ強制性交等罪には該当しなかったのです。
しかし、現実には上司が権力を悪用して、暴力などを加えずとも部下を性的関係に追い込むようなケースが多数実在することが被害者団体などから指摘され、不同意性交等罪が新たに設けられました。
 
 
不同意性交等罪の問題点
不同意性交等罪の問題点は、性交等をした時点で同意があったと思っていた場合でも、後から被害者が「本当は同意していなかった」と申告することで、加害者として罪に問われる可能性があることです。
密室での性交等に同意があったことを証明するのは困難です。
被害者が後になって虚偽申告をした場合でも、強制性交等罪であれば、暴行や脅迫があったかどうかが判断基準なので、冤罪のリスクは低いと考えられます。
しかし、不同意性交等罪では、被害者が抵抗できる状況だったかどうかが判断基準になるため、改正前よりも罪が成立する可能性が高くなるのです。
上司と部下の例でいえば、上司の誘いを断れば自分の立場が危険になると部下が心配になり、抵抗できないような状況だったと認められれば、上司は加害者として処罰される可能性があります。

 
 
 
具体的な要件としては、
 
 

被害者が抵抗できない状況での性交等
次の8つの行為や状態を利用して性交等を行う場合に、不同意性交等罪が成立する可能性があります(改正刑法176条、177条)。

①暴行・脅迫を用いた性交等
物理的に暴行を加えたり脅したりして、無理やり性交等を行う場合などです。
現行法では、強制性交等罪になります。

②心身の障害を用いた性交等
相手に障害を与えて性交等を行う、または既に障害がある人に性交等を行う場合などです。
現行法では準強制性交等罪になります。

③アルコール・薬物の影響を用いた性交等
酩酊状態にさせて性交等を行う、または既に酩酊状態にある人に性交等を行う場合などです。
現行法では準強制性交等罪になります。

④睡眠その他の意識不明瞭を用いた性交等
意識を不明瞭にさせて性交等を行う、または既に意識が不明瞭な人に性交等を行う場合などです。
現行法では準強制性交等罪になります。

⑤同意しない意思の形成・表明・全うするいとまがない状態
相手の気を逸らしたり、他のことに集中したりしている時に、不意打ちで性交等を行う場合などです。

⑥予想と異なる事態に直面させて恐怖・驚愕させた性交等
行為を持ち掛けられた状況などが予想と異なり、同意しない意思を表明できない被害者と性交等を行う場合などです。

⑦虐待に起因する心理的反応を用いた性交等
身体的虐待や性的虐待、他者への暴行を見せるなどの心理的虐待を用いて、性交等を行う場合などです。

⑧経済的・社会的関係上の地位を用いた性交等
上司と部下という関係性に基づく影響力による不利益(自身の人事評価等)を気にして、抵抗できない場合などです。

 
 
 
となります。
 
 
法的な文章って読んでると頭がフリーズしてしまうから斜め読みしてしまうことがあると思いますが、ここはしっかりと理解しておくと良いですよ。

 
ちなみにこの不同意性交等罪は、2023年6月23日に公布されました。
施行日は2023年7月13日となります。
ということでもう既にこの不同意性交等罪が適用されることとなっているのです。

不同意性交等罪の法定刑は、5年以上の有期拘禁刑です。
 
 
 

個人的に思うこと

 
ここからは個人的な解釈を書きます。
ここで書いていることの全てが正解ではないのでその点はご理解ご了承ください。
 
というのも、
この性的合意って非常にあいまいなのです。

なぜなら、同意を得る手段は決められていないし、もし仮に全て書面化できていたとしても(そんな人の恋愛がどうなの?という意見はまた別の意味でありますが。。。)、
 
 
その女性とケンカした際に、「あれは無理矢理書かされました」とか言われたらどうしようもないですよね?
(色恋は特に感情が複雑に絡むため、昨日まで愛し合っていたカップルでも翌日には殺人事件に発展していたという事件は今までに多く発生しています。)
 
 
そのため、まず理解していてほしいのは
不同意性交等罪の要件に該当するような性行為を考えている人はそもそもが性に対して歪んでいます。
(もしこの要件に該当するような行為に憧れがあったり、及ぼうと考えていたりする場合は早々に信頼できる人やカウンセラーに相談した方が良いです。
実際はそんなことを考えず自分の欲にのまれた人や自分を正当化している人、コンプレックスが異常な方向にいってしまった人が陥りそうなので、そんな人はこの記事を読むことすらないかもしれませんが。。。)
なのでよっぽどなことがない限り、犯罪として検挙されることはないと思います。
 
 
なのでまずは安心してください。
一般的な普通に恋愛する分では、犯罪になりません。
 
 
ドンドンと恋をしてください!
 
 
積極的に恋をし、彼女をつくってください。
(ワンナイトは今回の法律があろうとなかろうと色々な意味で気を付けて下さいね。)
 
 
ちなみに「恋愛をしなければ良い」という、一見正論のような意見は私は好きではありません。
恋愛や性行為は自分自身の人生に彩りを与えてくれる非常に尊いものです。
 
当人が本心から不要であるならば、もちろん強制はしませんが、多くの男性が本心とは違う意見を言っている場合が多いです。
(彼女がいない理由を「忙しい」という理由にすり替えて自分を正当化しているなど。)
 
ですが、彼女がデキない男性ほどこの法律は二の足を踏んでしまう可能性が非常に高いのです。
恋愛=めんどくさそう
という感じで。
 
 
こうなって欲しくないからこそ、私はこの記事を書いています。
たくさん健全な恋愛をし、たくさん健全な性交もしてほしいのです。
 
 
だって、あなたの両親や先祖たちも同じでしたから。(想像はしたくないでしょうが。。。(笑))

今回の法律によって、一見男性側が不利に感じられてしまいますが、ある意味これはチャンスなのだと思います。
恋愛に億劫になる人は増え、恋愛したいと望む男性との二極化がより一層進むと思うので。
そして性教育に対してもより学ぼうとする人が増えることで、多くの人の性に対する理解度が上がっていくと思います。
 
 
 
ですが男性としては防衛策を講じたいというのが本音です。
女性の心が読めないからこそ色恋の問題は何千年と繰り返されてきてしまっているので。。。
 
 
ではそのために、
私達はどうしていくとよいのでしょうか。

 
 
 

これからの恋愛をどうすればよいの?

 
これからの恋愛で私達男性はどうしていけばよいのでしょうか。
 
大きく大切な部分として3つ紹介します。
 
 
1.意思表示をしっかりとする
2.女性心理と男性心理を学ぶ
3.女性を見る目を養う

 
 
ではそれぞれをカンタンに説明していきます。
 
 
1.意思表示をしっかりとする
 
これはいわずもがなではあるかもしれませんが、実は大きな勘違いをしている方が意外に多いのであえて大切な部分にいれております。
 
 
というのも、男性は意思表示が苦手だからです。
 
男性は元々、口数が少ない生き物です。
その割に、プライドだけは高いのです。

その最たる例が、一つのお店にだけ通い、常連になって「いつもの」の一言で自分の望む料理が食べられる。
というのに強い憧れを持っています。
 
 
「1を聞いて10を知る。」
 
という言葉も好きな人が多いですよね。
寡黙なことがカッコイイというのもあります。
 
 
が、
 
 
多くの人は寡黙でカッコいいのではなく、意思表示がないので、「何を考えているかわからない状態」になってしまっています。
 
人間はエスパーじゃないので、相手が何を考えているかなんてわかりません。
顔はキリッとしていても頭の中はエロいことを考えている場合だってあるでしょう(笑)
 
 
意思表示には、言葉に出していうということと、表情や態度に表すという二種類があります。
男性が苦手にしているのは、このどちらもなのです。
 
 
「可愛いね。」とも言えず、「助けてほしい。」とも言えません。
ですよね?
 
 
そして、表情はかたいです。
笑っているつもりが多く、うなずいているつもりです。
男性はうなづいているというのですが、そのほとんどが数ミリしか顔が動いていません。
本人の中では笑っているつもりでも、表情はほとんど変わっていません。

ということで、ほとんど相手に伝わっていないのです。
これは意思表示していないとイコールになるのです。
 
 
それでは当然ながら自分の思い通りにはいきませんよね。
というか、自分の思い通りにいかないから、相手を酩酊状態(めいていじょうたい)にしたり、権力を振りかざして淫らな行為に及んだりするのです。

もう一度言いますが、人間はエスパーではありません。
人間は意思表示をし、相手に伝わって初めてコミュニケーションが取れます。
 
 
その点をしっかりと理解し、自分の意思表示を見つめなおしてみて下さい。
 
 
2.女性心理と男性心理を学ぶ
 
女性心理について勉強することは恋愛において不可欠です。
これに関しては、私もかなり深い部分まで理解しておりますが、よくある恋愛本やブログ、YouTubeや情報商材ででもある程度学べるのでそちらで学んでください。
 

そして女性心理も必要なのですが、男性心理も理解しておく必要があります。
 
「なぜ男性はこういう行動を取ってしまうのか?」
ということを理解しておくと、非常に大事です。
 
 
先にも書いたとおり、男性は1を聞いて10理解するというのが好きですし、相手にも当然のように求めてしまいます。
ですが女性は、10聞いて1~10理解するというのが多いです。
 
これは学力の問題でもなく、性差です。
 
 
女性はコミュニケーションが好きです。
そもそも話が長いのです。

だから、全部を理解しようとすることはなく、10聞いたうちの1理解するだけでも相手とのコミュニケーションを円滑にすることができるのです。
男性は逆で、言葉少なく伝えようとし過ぎて、何が言いたいかがわかりません(笑)
それを予測や推察して答えを導き出さないといけないのです。
 
そんな性差の中、会話すればそもそも上手くいかないのは容易にわかることでしょう。
 
 
このように、男女でコミュニケーションの取り方が全く別物なのです。

そういった意味でも、女性心理だけでなく男性心理を知るというのはその違いを認識するうえでとても大事なことなのです。
 
 
恋愛テクニックを学ぶよりも、男性心理や女性心理を学ぶ方が実は恋愛はカンタンになります。
 
 
3.女性を見る目を養う
 
これはぶっちゃけて話します。
 
 
女性を見る目がないと、カモられます。
詐欺に遭いやすくなるのです。
 
いや、詐欺にあったことすら気付かないかもしれませんが。。。
 
 
また別軸では、女性を見る目がないと別れた後などに、「性的同意がなかった」と言われてしまう可能性があるのです。

トラブルメーカーな人というのは一定数存在します。
あなたが好きになった人がそうでないかを事前に察知できるかは非常に大切なのです。
 
 
そのために必要なのが女性を見る目を養うということ。

とはいっても、
どうやって養えば良いか?が一番難しい部分でもあります。
実際のところ、経験値の差が顕著に表れてしまうからです。
 
 
なのでここでは一つの指標として持っておいて欲しいのは、
「主観はズレやすく客観は的を得ている可能性が高い」

ということです。
 
 
 
恋は盲目です。

ひとたび好きになると相手のことしかみえないし、都合が悪いことも都合よく解釈してしまいます。
何でも正当化します。(不倫でさえ)
そして自分が好きであると相手も好きに違いない。という勘違いも生まれます。
 
 
この「〇〇に違いない。」というのが一番厄介なのです。
 
 
なので、こういった考えを冷静にさせてくれるのが客観です。
友人が先輩などにアドバイスを求め、客観の数を増やしていきましょう。

時間が経つとわかることが増えていきますが、その瞬間においては、わかりません。
そのため客観視できる人を作っておきましょう。
 
 
ちなみに、ここで問題なのが、

あなたが好きな女性を、その客観視してくれる友人が「その子はやめておいた方がいい」というアドバイスをしてくれた時にどうしたら良いのかという問題です。
 
当然ながら自分の好きを優先させることが多いでしょう。
それで良いと思います。
そしてそれでしっかり失敗をして下さい。
 
 
その失敗は次に活かされます。
ただし、大きなキズ(詐欺で一文無しになるであったり犯罪をおかすようなこと)だけは負わないようにしておきましょうね。

負わなくてよいキズを防ぐためにも友人は「やめておいた方がいい」と言ってくれているのです。
 
 
ということで、女性を見る目を養うことは大切です。
 
 
詳しく書くと一つ一つのテーマで本が書けそうなボリュームになってしまうので、ここではこれくらいにしておきます。

 
こういった項目は恋愛本や情報商材を読めばある程度身につくことかもしれません。
 
 
ですがここからは恋愛マニュアルでは教えてもらえない部分ではあるが、今回の性的同意には必要な部分も紹介しておきます。

 
 
 

断られたときの対処法

 
女性をその気にさせるテクニックや、口説くコミュニケーション術というのは本やブログ、YouTubeなどでも良くあるかと思います。
 
 
ですが恋愛の何が難しいかというと、
「性的コントロール」と「感情のコントロール」です。
 
 
先にも書きましたが、恋は盲目です。
一度恋の魔法にハマるとなかなか正常にはなれません。
 
 
恋をすると、強くなるものが
 
独占欲
所有欲
自己顕示欲
自己承認欲求
 
 
そしてそれらが高まることによって
 
猜疑心
嫉妬心
傲慢さ
孤独感
不安
怒り
 
 
といった様々な感情が芽生えやすくなっていきます。
 
 
それにともない、徐々に感情もコントロールできなくなっていきます。
しかもこれらは無意識のうちになっており、気が付くとあなたの心は浮足立っていきます。
 
 
元々感情のコントロールができる人であればその変化にわずかながら気づきますが、日常生活でも感情のコントロールができていない人の方が大半のため、いざ恋愛するとそれはさらにヒドイものとなります。
 
このように改めて文章で読んでみるとわかるのですが、恋愛時は平常心ではないということです。
対処法はいくつかありますが、
まず理解していただきたいのは、先のとおり、「平常心と思っていても平常心ではない」ということです。
当たり前ではあるのですがこのことを改めて理解しておくことは少し自分の中で客観性を見出すことができるため、結果として余裕を生み出します。
 
 
そして、この感情のコントロールの最上級編であるのが、「性的コントロール」です。
 
 
 
想像してみて下さい。
 
 
意中の子を自分の部屋にまねき、二人っきり。
 
自分のムラムラした気持ちが最高潮になり、
いざ行為に及ぼうとしたときに、

相手から「NO」。
 
 
つまり性的不同意となった時、
 
 
そうなった時、
あなたのそのムラムラした気持ちをどう静めることができるか?
ということです。
 
 
人によってはそのNOをふりきり、無理矢理相手と行為に及ぶかもしれません。
ですがそれをしてしまうと法的にはアウトになりえるようになったのです。(法律があろうとなかろうと倫理的な部分は変わらずNOですが)

となると、これ以外の選択肢を考えておかないといけません。
 
 
行為をする直前にNOと言われたときに男性が取りやすい行動パターンは、
 
・怒りだす
・暴力に及ぶ
・暴言をはく
・発狂する
・素直に受け入れる
そして否定されたことで泣き出す人もいるかもしれません。
 
 
今これを読んでいるこの瞬間は冷静な判断ができている状態なので、上記のような状態にはなるはずがないとお考えの方も多いかもしれませんが、
実際にそういう場面になるとどうなるかはわからないものです。
 
 
つまり、これからは感情が高まり切った時の性的コントロールが成就しない時にどういう態度を取れるかも非常に重要になってきます。
 
 
ここで一番大切なことは、
 
「決して相手を責めない。」
 
ということです。
 
 

冒頭に書いたラーメンの例えにもある通り、
ラーメンを食べに行くと言っておきながら、いざラーメンが提供されると途端に食べないと言われるかもしれません。

思っていたラーメンと違うという場合もあれば、気分が変わったから、という可能性もあります。
時に性行為となるとこれが顕著になります。
 
 
NOと言われたときの対応については、
まず自分自身で「どうしたら良いだろう?」とここで一旦時間を作って考えて頂きたいと思います。
 
・・・
 
 
・・・・

・・・・・・
 
 
・・・・・・・・
 
 
 
考えてみましたか?
 
 
その上で、ここからは大切なコツについて2つお伝えします。
 
 
1.性的コントロール
 
先ほど考えてみた方法を実践してみてください。
要は「断られた時の気持ちの静め方を知っておく」ことが大切なのです。
 
 
併せて、感情のコントロールも必要になります。
 
断られた場合、多くの男性は
 
 
怒る
or
凹む
 
 
の2パターンに分かれます。

怒る場合は怒りの静め方を知り、実践しておく必要があり、
凹む場合は、自信を保つ方法を知っておくことが大事です。
 
コツとしては、
一度その場を離れることです。
 
 
どんな人でも断られた人と同じ空間にいると感情のコントロールができません。
5分でも一度、一人きりになる必要があります。
 
 
怒り度曲線も怒った瞬間の攻撃的な状態も数分間保つことはなかなかできません。

一方の凹むは、数分だけではなかなか自尊心を取り戻すことはできないかもしてませんが、一人の時間を設けることで少しは冷静になれます。
 
 
トイレにこもるでも、ベランダに行くでも、外で散歩してくるでも何でもよいので、
数分間でも違う空間で過ごすことは結果的に相手を守ることにもなり自分が加害者になることを防ぎます。
 
 

2.コミュニケーションをとる
 
とはいえ、性的コントロールは正直めちゃめちゃ難しいです。
性というのはコンプレックスを抱えていたりする部分のため、非常にナイーブなことです。
 
 
そこで、このもう一つのアプローチは、コミュニケーションをとるということをオススメします。
性に関しては、非常に繊細で神経を使うものです。

そのため、自分が断られた理由は実は自身に問題がある場合だけではない可能性があるのです。
 
というのも、
いざ行為に及ぼうとしたときに、
女性の方が
・恥ずかしい
・心の準備がなかなかできない
・プロセスとしてまだ挿れるには早い
・思っているのと違った
・気分がのらない
・疲れた
・相手を試そうとしている(この問題に関しては女性心理を学ぶ必要があります)
 
などの理由が考えられます。
 
 
ただ、女性の方もここまで明確に理由を理解していない可能性が一番です。

そこで、コミュニケーションが大切なのです。
要は「相手を理解しようとする気持ち」が大切なのです。
 
 
私達男性はAVの見過ぎで、
男性主導でやっていれば相手女性は喜ぶものだ。
と思い込んでいます。
 
 
そして言葉責めでもしない限り、会話をあまりせずに黙々と行為をしようと考えがちです。
 
 
ですが、性交は会話以上に重要なコミュニケーションなのです。

実際にお互いの身体を許しながら行うということはお互いをさらし合っている(=信頼している)ということ。
信頼しきっていなければできません。

その補填のために会話もする必要があります。
相手の反応などで、少し嫌がっているなという部分があれば、素直に聞いてみて下さい。
「今のイヤだった?」と。
 
 
女性の方から発言するのは恥ずかしいというケースも多いため、あなたがしっかりと一つ一つの行為に対する反応もみながら、会話もしながらリードをしてあげて下さい。
・経験値が少なくて
・緊張して
・裸を見られるのが恥ずかしい
・性行為に対するトラウマやコンプレックスがある
 
という理由が多いのですが、たまに
 
・つけている下着が上下違うから
・つけている下着が着古しているものだから
・生理のため
・ムダ毛処理をしていないから
 
 
という理由の場合もあります。
これ以外の理由もあるので、一人ひとり状況により異なってくるものなのです。
 
 
あと女性の中で、
 
・そもそも同意していない
 
 
という可能性もあります。
ここに関しても相手の反応を見て、会話をすれば最後にまで至る前にストップできます。
そこは強引にいくのではなく、引く勇気も必要です。
 
まとめると、しっかり相手にNOの理由を聞くことが大切です。
ただ、この理由の聞き出し方も大切です。
 
 
一方的に攻め立てるように聞くと相手も委縮してしまいます。

イメージしてみてほしいのですが、
あなたも子犬をかわいがる時は立っているのではなく、自分から座ってその子犬と目線を合わせますよね?
これと同じ感じで、相手に目線を合わせ、寄り添いながら焦らず少しずつ会話し解決していくと良いです。
そうすることで分かり合えることで、より一層お互いのことを知ることができますのでね。
 
 
 

これからの時代

 

いかがだったでしょうか。
 
 
新しい時代になると以前の考え方が陳腐なものになります。
今では駅のキヨスクはほぼほぼ存在していないし、カセットテープやCD,MDもほとんどありません。
ガラケーを使っている人も少なければ、駅で電車を待っている人のほとんどが新聞紙ではなくスマホを見ています。
 
恋愛も男性がエスコートするものからお互いで築いていくものというのに既にシフトチェンジしていますが、これがもっと確立されていくこととなります。
もしかすると女性の方が経済力もつけて、今までの男女の立場が逆転する。なんて時代になっていくかもしれませんね(笑)
女性の方から性交のお誘いをするのが当たり前になるかもしれません。
今の考えだとこれは確率的にも低く、AVの世界の様にも思えますが、案外普通になるのかもしれませんね。
 
 
どちらにせよ、決め手は意思表示とコミュニケーションです。
何でも言語化していくことですね。
男性も性交やスキンシップがしたくない時は拒否するのが大事です。
 
曖昧さが美しいものとされてきた日本ではありますが、これからはしっかりと意思表示をすることが大切になってきますね。
ためらうことなく意思表示していきましょう。
 
これからの時代、ここで書いたことも陳腐なモノになっていってしまうくらいにもっと恋愛がよりオープンになっていくのかと思うと、それはそれで望ましいことなのかなとは思います。
ひとりよがりの恋愛から一つ考え方を成長させ、相手を尊重する恋愛を育んでいきましょう。
 
 
変わっていく事をなげくよりも、これからの時代をもっと乗りこなしていけるようにしていきましょうね。
 
 
 
 
最後にまとめますと、
 
・全ての恋愛に性的合意が必要なわけではない。(「不同意性交等罪」は従来の犯罪となるような性行為に対しての細分化された法律である。)
・だが念のための防衛策として、自分の意思表示をし、相手としっかりコミュニケーションを取ることが大切
・もし行為に及べなかった際のために、性的コントロールと感情のコントロールをしっかりとしておく
・女性心理と男性心理を学んでおく
 
 
ということで、今まで同様、恋愛を楽しんでいって下さい。
 
 
一番の防衛策は、トラブルのなさそうな子と恋愛をすることです。
そして、トラブルがあっても解決できる力を養うことです。
 
 
あなたの恋愛が良いものであることを願っています。
 
 
 
長文でしたが最後まで読んで頂き、ありがとうございます。